血中タンパクは落ち着いたけど、、、

いろんなオーガニックフードを取り寄せ、

試してみました。

 

ナナコさんが美味しく食べれて、

アレルギーが該当しないものは

鴨なのかな、という結論に至りました。

 

鴨ドライフード半分と、馬生肉半分。

 

おなかは落ち着いてきました。

 

そして、

懸案の血中タンパクの値も、

発症1か月ちょっとで、

下の下から、

中の下くらいまで、上昇しました。

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まだ、安心できる値じゃないけど、

危険な状態ではない、という診断で、

出口が見えたようで、少し安心しました。

 

と思ったのですが、

ここから再び、地獄を見るはめになります。

 

続く

 

ササミは安全な食べ物ではなかった

幸い、ナナコは鶏のアレルギーが出ていなかったので、

ササミでいいのかな?と考えましたが、

数日、ササミばかりあげていたら、

下痢をするようになり、

あからさまに痒みが増してきました。

 

血が出て、毛がなくなるほどに

噛んでしまいます。

 

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これはおかしい、、、

 

ネットで調べてみると、

ササミを食べていて、

皮膚炎がひどくなるケースがあって、

アレルギーではなくて、

ささみに残留している抗生物質などのせいで、

 

人間なら平気な量でも、

犬にとってはアウトなわけで、

しかも犬の方がタンパク質が必要なわけで、

スーパーで買う人間用のお肉には、

そういうリスクがあると知っておかねばならない

ということでした。

 

またしてもやっちゃった感が半端なく、

このあたりで、アレルギー食の難しさを

ひしひしと感じることになります。

 

鶏が怪しいと思ってからは、

生の馬肉を試してみました。

  

馬は、牛、豚、鶏ほど流通してないので、

生産する際に、抗生物質等、

薬を多用していないのだそうです。

だから残留している薬品も少ないし、

生肉だと、日持ちしない分、

添加物が入っていない。

 

生肉なんて食べるかな?

心配に及ばず、ペロッと食べてました。

 

馬肉半分と、

カリカリ半分にしたいのですが、

カリカリ探しが、これまた、半端なく難航。

 

いろんな種類のオーガニックフードを

試してはボツで、誰かにあげるということを

繰り返しました。

アレルギー検査の結果が出た

数日後、

ナナコさんのアレルギー検査の結果が出ました。

 

牛、羊、乳製品、魚、いも、、、

その他いろいろ、、、

いっぱい出ました。

 

そんなこととは知らず、

いろいろ食べさせて、

ななこの消化器に、

多大なる負担をかけていたことを反省しました。

 

アレルギー検査は、

3回やってみたのですが、

IgE抗体、リンパ球、アレルギー検査に

いろんな種類があることすら知りませんでした。

 

そしてアレルギー検査は高額。。。

ななこは全部で6万円くらい。

 

だから、やらない人も多いみたいだけど、

病気になってしまうと、

もっともっと大変なので、

怪しいなと思ったら、

検査するのをおすすめします。

 

 アレルギーの症状が出る前に気付いて

なるべく避けるようにしたり、

フードをローテーションして与えていると、

こんなにひどくはならなかったはず。

 

先生のお話では、

かゆみと下痢が同時に出た場合、

怪しいと考えた方が良いそうです。

 

ナナコはいつも手をなめていて、

赤くなるほど舐めていることもありました。

 

今にして思えば、

あれってアレルギーだったのか、、、

 

後手に回ってしまいました。

反省しきりです。

 

ササミとの闘い

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腸リンパ管拡張症の治療で、

手作り食になってしまったナナコさん。

 

 

いったい何グラム必要なわけ?

それだけで大丈夫?

サプリとか必要?

いったい、何入れればいい?

 

手作り食などしたことがない私にとっては、

全てがハードルが高い。

  

おそらく、

アレルギーっこをもったお母さん方は、

みんな通る道なのでしょうけど、

これ、本当、大変!

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たかがササミをゆでるだけでしょ?

と思われるかもしれませんが、

その、ササミだって、大丈夫かどうか

分からない中で、あげてみて

様子をうかがうっていう、、、

 

ある意味、夏休みの自由研究のような

観察生活がはじまったわけです。

 

そして、こうも上手くいかないかね!?

というくらい、手探りの食探しは厳しい。

 

やればやるほど、ドツボにハマる。

そんな毎日の幕開けです。

 

とりあえず、ナナコさんは9㎏なので、

一日に必要なタンパク質の量は58g。

 

全量をささみで補うとすれば、

一日に必要なササミの量は、254g。

中くらいのササミだと約6本ってことになります。

 

たかが6本、されど6本、

6本×3日分=18本

筋取りして、刻んでゆでて、

1回分ずつ計って分けて、冷凍しておく。

料理の得意じゃない私にとっては、

超絶イライラ作業となります。

 

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あぁ、め、め、めん、ど、く、、、

 

そして毎日、かかさず在庫確認。

 

ななこさんが暮らす逗子は、

風光明媚な田舎町。

 

近くにスーパーは1件しかないし、

遅い時間だとササミは売り切れちゃうし、

毎日、在庫チェックするプレッシャーを

初めて味わうことになります。

 

続く

腸リンパ管拡張症とは

エコー検査の結果を聞きに行くと、

先生が、小腸のエコー画像を見ながら、

この縞々は腸リンパ管拡張症の特徴だから、

おそらく間違いないだろうと。

 

で、原因は、確か、こんな感じ。

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簡単にいうと、

腸の炎症が原因で、

腸に穴が開いて、

タンパク質が漏れ出してて、

栄養失調みたいな状態になってるとのこと。

 

その炎症の原因は、おそらくアレルギー。

 

アレルギー検査の結果が出たら、

食事療法をして、様子を見ることに。

 

とりあえず、それまでの間は、

絶対低脂肪食にせねばならない、

 

ということで、

ササミとキャベツとご飯の、

手作り食で様子見となりました。

 

リンパ腫ではなかったけど、

ネットで調べたら、

完治が難しい病気らしく、

引き続き緊張の日々が続くことになりました。

 

ナナコがアレルギーがあるなんて、

まったく考えもしなかった。。。

大失敗。。。

 

 

そして、この時点ではまだ、

手作り食のプレッシャーも、

アレルギーの食事管理の難しさも、

全然、分かっていませんでした。

 

続く

はじまりは健康診断

ことの起こりは8歳の誕生日だからってことで

5月末に受けた健康診断。

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5月はこんなに元気だったので、

念のための健康診断のつもりでした。

 

ところが一週間後、

先生から電話で呼び出しがかかりました。

 

「ちょっとまずいから、もう一回来て!」

ということで、すぐ病院へ。

 

血液検査をすると、

血中タンパクがかなり低い、とのこと。

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(これの前のデータが見つからない。。。)

 

そう言われても、まるでピンとこない。

 

これは病気の可能性が高い。

腸が炎症を起こしてタンパクが漏れているか、

リンパ腫の可能性もなくはない。

 

と言われて、

はじめてことの重大さに気付く、わたし。

( ;∀;)

 

ナナコの前に飼ってたモルツ君は、

リンパ腫で亡くなってたから、

リンパ腫という言葉を聞いて、

足がガクガクするほどビビりました。

 

神様、それだけはご勘弁を。。。

 

 

この値だと、血が止まらないから、

内視鏡検査はできない。

 

腹水が出てるかもしれないから、

エコー検査をしよう、

ということに。

 

そしてアレルギー検査も2種類実施。

 

採血を待つ間、

待合室でも座っていられない。

 

ナナコを抱いて、

狭い待合室をウロウロする。

 今にも泣いちゃいそう。

 

動転しすぎて、

どんなセルフセラピーのテクも効きやしない。

 

とりあえず一旦、外に出て、深呼吸。

 

ヤバイ!

こんなネガティブな波動出してたら、

最悪の事態を引き寄せてしまう。。。

 

どうしよう、どうしよう、どうしよう、、、

 

アタマで分かっていても、

どんどん膨らんでいく恐怖。。。

 

検査待ちの、数日間が、

一番恐怖の時間だったと思います。

 

続く

Wコーギーナナコ8歳、アレルギーで大変なことになりました

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神奈川県逗子市在住のWコーギー、ナナコです。

今年5月26日に8歳になりました。

 

5月の段階で、元気いっぱいでした。

 

でも、8歳だし、人間だったら結構な御年だし、

健康診断でもしてみようかしら?

と、軽い気持ちで受けた血液検査で、

まさかの病気が発覚しました。

 

血中タンパクが最低値になってるのが分かって、

結局、アレルギーが原因の、

腸リンパ管拡張症という病気だと分かりました。

 

ちょっと発見が遅くて、

血中タンパクが低過ぎて、

内視鏡検査も出来ない状態でした。

 

だから、エコー検査での診断です。

 

これは病気だ、と宣告されたときは、

かなり震え上がりました。

 

しかし、わたしたちはものすごくついていました。

 

近くに中医学の動物病院があったり、

アレルギーに良いと言われる馬肉を売ってる店があったり、

サウンズスキャニングセラピーのドッグスキャンという、

高性能で高価なマシーンをレンタル出来ました。

 

普通、なかなか治らないらしい、

腸リンパ管拡張症を短期間で改善することが出来ました。

 

今は10月で、4カ月かかって、

タンパクの値も正常範囲に戻り、

すっかり元気です。

 

アレルギー性の皮膚炎が残っちゃったので、

気長に付き合っていこうと思ってます。

 

アレルギーのことは、

申し訳ないくらいに無知だった私ですが、

なんとかナナコを助けたくて、

アレルギーのメカニズムを、

ものすごく勉強しました。

 

さらに、

見えないアレルギー反応を見える化してくれる、

サウンズスキャニングセラピードッグスキャンを、

どう使ったら、有効な治療につながるのか?

 

動物病院の先生に教わりながら、

めちゃめちゃ勉強しました。

 

 

 さらには、経過報告を、都度都度していた

サウンズスキャニングセラピーの馬場社長から、

 

そんなにドッグスキャンの使い方を研究をしたいなら、と、

人間用Sounds Scan のマニュアルを見せてくれ

Dog-Scan Fellowとして、指導を仰ぎながら、

研究を進めていきました。

 

結果、100ページくらいのゴッツイマニュアルの

ドックスキャン版が出来てしまいました。

 

既に、私は日本有数の、ドッグスキャンオタクだと思います。

 

わたしの経験が、同じアレルギーで苦しんでるワンちゃんと

飼い主さんの治療のヒントになるかもしれないし、

この画期的なメンテナンス方法は、マジ有効なので

記録してある、生の情報をこれからシェアして行こうと思います。

 

どうぞ、よろしくお願いします。